バンクビジネス
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最新の住宅ローン関連情勢・基礎的な知識を紹介しながら、住宅ローン担当者が的確な相談対応&アドバイスを実現するためのポイントを解説します。

今回の課題
金銭消費貸借契約など契約についてお客様に誤解を与えないよう説明するにはどうすればよいの?

住宅ローンの融資を受けるときには、金融機関とお客様の間で正式に金銭消費貸借契約を交わす必要があります。 

お客様に安心して住宅ローンを利用してもらうためには、住宅ローンの融資の流れを前もって説明しておくことが重要となります。 

今回は金銭消費貸借契約に関する説明のポイントについて確認していきましょう。 

金銭消費貸借契約時には、住民票の写しや印鑑証明書などの重要書類を準備してもらいますが、場合によっては事前に新居に住民票を移してもらう必要があります。お客様が無理なく準備できるよう、直前に案内するのではなく、あらかじめ時間に余裕をもって伝えましょう。 

例えば、最初の申込時に融資実行までの一連の流れを伝え、「契約前に再度詳しくご説明しますが、契約時にはこういった書類が必要です─」と前もって説明しておくと親切です。