Q B/Sの自己資本に対してどのような分析を行うことで、どう企業を評価できますか。

A 合計額に占める自己資本の割合から企業の状態、平均利益から業績の傾向を確認しましょう

前回はB/S分析の1つ目として、「B/S (総資産・総資本)の合計額」をテーマに、売上高を生み出す効率をみる総資本回転率、利益を生み出す効率をみ るROA(総資産利益率)について解説した。

今回はB/S分析の2つ目として「自己資本(純資産)」を分析していこう。

これまでと同様にB/Sを「調達と運用」として考えた場合、最初に行われるのは調達(お金を集めること)である。調達した資金のうち、自分のお金を「自己資本」、他人のお金を「他人資本」と呼ぶ。調達全体に対して自己資本の占める割合を示したものが自己資本比率。計算式は「自己資本÷B/Sの合計額×100」である。安定性を示す財務指標として最も有名ではないだろうか。図表1の企業なら、2000万円÷2億5000万円×100=8%となる。

他人資本経営では事業が不安定に