NISA,IDECO,投資,税
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若年層の金融リテラシーの向上や次世代取引につなげるために、行職員が押さえておきたい金融・経済にまつわる知識などについて、教育関連現場の視点も交えて紹介します。

皆さんは「NISA(ニーサ)」や「iDeCo(イデコ)」という制度を知っていますか。NISAとiDeCoは、どちらも税制優遇を受けながら資産形成をするための制度です。「将来のために、賢くお金の管理や資産形成をしていきたい」という若年層にもぜひ知っておいてほしい制度ですので、いくつかポイントを押さえながら紹介します。 

NISAとは、少額の投資が「非課税」になる制度のことです。通常、投資をして利益が出ると、その利益の約20%が税金として徴収されます。例えば、1万円の利益が出た場合、そのうち約2000円が税金として徴収され、手元に残るのは約8000円となります。対して、NISA口座で購入した金融商品に1万円の利益が出た場合には税金がかからないので、1万円の利益がそのまま手元に残ることになります。