スキルアップ
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営業店で自主的に企画・開催し、その店舗の行職員が参加する「店内勉強会」。参加者の成長を促し、効果的な勉強会とするにはどんな工夫を行うとよいのか、ポイントを紹介する。

1. こんな工夫をして勉強会の効果を高めよう

筆者の経験上、金融機関で本部や営業店のリーダーに将来なるであろう行職員に共通しているのは、「常に成長していること」だ。仕事の提案方法を磨いて、知識をアップデートし、リベラルアーツ(一般教養)を学ぶことで、コミュニケーション力と提案の質を高めている。

こうして自らを成長させるために有効な方法の1つが、「店内勉強会」だ。店内勉強会を開催するなら、その効果を最大化させるように工夫したい。以下では、店内勉強会の効果を高めるためのポイントを挙げていこう。

①「主体的に学ぶ」ことを意識する

店内勉強会の成果を高めるために最も重要なのは、「参加者の姿勢」だ。受け身で学ばされるのではなく、各々が主体的に学ぶことで最大の効果が期待できる。

このため、店内勉強会は任意参加として、学びたい人が学べる形式としたほうが効果が高くなるだろう。受け身姿勢の行職員のマインドを変えることは難しく、主体的に勉強会に取り組む行職員が参加する形式をお勧めする。「必要な人に、必要なときに、必要なことに絞って、店内勉強会をセットする」ことが肝要だ。

②お客様の視点でテーマを決める