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【資本提携】SMFGとSBIが資本提携 今度こそ成果が上がるか注目

資本提携にまで踏み込んだが、両社には微妙な温度差もあり不透明感は残る。

三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)とSBIホールディングスは6月23日、包括的資本業務提携の基本合意に至ったことを発表した。これにより、SBIが行う第三者割当増資をSMFGが約796億円で引き受ける。SBIに対するSMFGの議決権比率は約10%となり、事実上の筆頭株主となる。

両社は2020年4月に包括提携を結んだ。SMFGがSBIグループのスマホ証券会社であるSBIネオモバイル証券に出資、同年9月にはSMBC日興証券が、SBIの対面営業チャネルを担うSBIマネープラザに出資するなどしていた。

だが、これまでの提携では目立つ成果が上がっていなかったのも現実。そこでSMFGはSBI本体に出資することで、より一層関係を深めることを狙ったとみられる。

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