近代セールス
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Q 店内協議はなぜ必要なのですか。また、協議をスムーズに行うにはどうしたらよいですか

A 融資の方向性を迅速に決めるために必要です。担当者だけでなく店内の体制が重要になります

融資で重要なのは、お客様が資金を必要とするときに、タイミングよく必要な額を供給することだ。そのためには、融資の必要性を十分に分析・理解して自店内の方向性を早く決めなければいけない。このとき、担当者と直接の上司だけでなく、複数人で方向性を検討する「店内協議」が必要になる場合がある(見込み案件の成約可能性を報告し合う目標管理会議のことではない)。

店内協議が必要なのは、新規開拓先、大型設備投資、業績不振先、後ろ向きな資金使途、協調融資など、イレギュラーで慎重に判断すべき案件だ。今回は、担当者だけでなく営業店で取り組むべきことも踏まえ、与信判断をスムーズに進める3つのポイントを述べていこう。

スピーディな協議と参加者の傾聴が必要