近代セールス
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制度融資の不正は、業界の構造問題もはらんでいる。

愛知県名古屋市に本店を置く中日信用金庫で、不正融資が発覚した。事業者の申込みを受けた信金職員が申請内容を改ざんして融資を通した案件が、相当数にのぼるという。

不正の対象となったのは、愛知県新型コロナウイルス感染症対応資金とナゴヤ新型コロナウイルス感染症対策事業継続資金で、どちらも事業者に対して実質無利子・無担保で融資できるいわゆる「ゼロゼロ融資」だ。2020年5月から取扱いを始め、21年3月まで対応していた。コロナ禍の影響を受けた事業者を支援するために、全国の金融機関が同様の仕組みで扱ってきた融資である。

受付時のヒアリングで売上を改ざんして申請