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最新の住宅ローン関連情勢・基礎的な知識を紹介しながら、住宅ローン担当者が的確な相談対応&アドバイスを実現するためのポイントを解説します。
- 今回の課題
- 保証制度など契約についてお客様に誤解を与えないよう説明するにはどうすればよいの?
金融機関の住宅ローンは保証会社の保証付きローンが一般的ですが、中にはプロパーローンのように保証会社の保証をつけずに融資する商品もあります。一方で、お客様にとってはホームページや店頭で目にする住宅ローンの商品が保証付きかどうかの区別はつきにくいものです。それ以前に、保証とは何かが正しく理解されておらず誤解も多く見受けられます。
今回は、住宅ローンの保証制 度について、お客様が誤解しやすい点を押さえながら提案手法を確認していきましょう。
代位弁済がなされても返済は免除されない
住宅ローンはおよそ35年という長い期間にわたり返済が続くので、中には途中で病気や失業により月々の返済が滞ってしまうお客様もいます。金融機関によって異なりますが、概ね連続3回以上の滞納が続き、再三の督促にも関わらず返済がなされないと、金融機関は保証会社に代位弁済の請求をします。