時計
(画像=beeboys/stock.adobe.com)

今回は「イニシアチブ」をテーマに取り上げます。「イニチアチブを取る」とは、主導権を握るというイメージですが、こちらの都合を押し付けるのではなく、お客様を迷わず気持ちよくゴールへ誘導するということです。このテクニックを身につけると、「お客様の判断や決定に時間がかからない」「こちらも効率的に仕事が進められる」と、双方に利点があります。

例えばアポイントを取るとき、「ご都合はいつがよろしいでしょうか?」と聞くのと、「早いほうが良いと思いますので、最短ですと明後日××日の午後はいかがでしょうか?」と聞くのでは、相手にとってどちらがよいでしょうか。

前者の場合は、「いつがいいだろう。明日も明後日も空いてはいるけど、今週中に済ませないといけない予定があったか…」と、無意識に思いを巡らせ、多くの選択肢の中から日にちを選んでもらいます。ただ指定日にこちらに先約があると、断ることにもなりかねません。