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実質実収入の前年同月比は3カ月連続のマイナス。2021年6月に大きく落ち込んだことの反動増もなく家計収入は厳しい状況。民間企業の賞与改善などの期待はあるが物価上昇のマイナス効果が大きい。
総務省統計局が8月5日に公表した『家計調査』(6月分)の勤労者世帯の実収入(二人以上の世帯)は、実質で前年比マイナス1.4%と3カ月連続の減少となった。
内訳を見ると、配偶者の収入(実質・前年同月比、以下同じ)はプラス6.9%と5カ月連続の増加となった一方、世帯主収入はマイナス2.9%と3カ月連続の減少、他の世帯員収入はマイナス6.3%と10カ月連続の減少となった。