適切な支援につなげる!製造業・補助金サポートQ&A
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Q 補助金申請支援の際にスケジューリングがうまくいかず、締切ギリギリになってしまいます。どうしたらうまく申請支援を進められるのでしょうか。

A 企業の事業がどのような流れ・予定で進むのかを知って前倒しでサポートすることが有効です。事業計画を3〜5年先まで把握しておき、前の年から準備を始めましょう。

補助金の申請を支援する際に申請書作成が締切ギリギリになり、冷や汗をかいた経験はないだろうか。反省しつつも、いざ次の案件に取りかかると同じことを繰り返しがちだ。地域金融機関の渉外担当者は忙しいうえ、補助金専任者を置いている中小企業が少ないことなどから、時間がかかってしまう。

まず基本として、補助金支援の手順を把握してほしい。

通常、補助金の申請支援は次の5段階で進む。①担当者が公募開始を知る、②企業へ情報提供して補助金活用を提案する、③企業が社内で検討し、申請を決めて、金融機関に支援を仰ぐ、④申請書を作成する、⑤電子申請により申請を行う――という流れだ。

公募開始となってからこの作業に着手する場合、金融機関の担当者と企業の双方が補助金慣れしていてスケジュールどおりに進めなければ、採択されるような内容の濃い申請書を作成して期日に間に合わせるのは難しい。

予算申請段階で聞くと計画を立てやすい