第一線で働く行職員が金融業界に問題提起!Financial Voice
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本部と現場の力関係にこだわらず自分のやりがいを追求しよう

現状の業務プロセスなどが、本部と現場の力関係を生じさせ、現場にストレスを与えている。その力関係にこだわりすぎず、自分がやりがいを感じられる仕事をすべきだ。

どこの業界でもそうだが、一定規模以上の会社になると本社と現場に組織が分かれている。

金融機関も同じであり、本部や現場(営業店)の拠点がある。本部は金融機関全体の経営などを取りまとめる役割を担い、営業店は金融機関の事業基盤である顧客と接する役割を担う。

本部と営業店はそれぞれ重要な業務を担っており、どちらが上でどちらが下ということは本来はない。

しかし現実は、本部と営業店の間に建前とは違う力関係がある。本部からはよく「現場が最重要」と言われるが、実際はどうだろうか。「本部の行員は口の利き方が偉そうだ」「現場を何もわかっていない」など、愚痴や不満がいろいろと耳に入ってくる。

業務プロセスが生む本部が上の感覚