Q&Aでおさらい いまさら聞けない!?事業性評価の基礎知識
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まずは事業性評価の基本的な知識をQ&A形式でおさらいしていこう。

質問1 事業性評価ってなに?通常の融資との違いや金融機関にとってのメリットは?

A 事業性評価に関しては、「『日本再興戦略』改訂2014」(平成26年6月24日閣議決定)で次の方針が取り上げられた。「企業の経営改善や事業再生を促進する観点から(中略)企業の持続可能性を含む事業性を重視した融資や、関係者の連携による融資先の経営改善・生産性向上・体質強化支援等の取組が十分なされるよう、(中略)監督方針や金融モニタリング基本方針等の適切な運用を図る」

この流れを受けた金融庁の平成26事務年度金融モニタリング基本方針で「金融機関は、財務データや担保・保証に必要以上に依存することなく、借り手企業の事業の内容や成長可能性などを適切に評価し(「事業性評価」)、融資や助言を行い、企業や産業の成長を支援していくことが求められる」とされた。

事業性評価と通常の融資の違いは、中小企業白書2016年版の「企業が現在利用している融資手法と今後借入を希望する融資手法」を見るとわかりやすい。通常の融資を「代表者等の保証による融資」「信用保証協会の保証付融資」「不動産を担保とする融資」とすれば、事業性評価融資は「事業性を評価した担保・保証によらない融資」と区別できよう。

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