事業性評価の定番プロセス!SWOT分析の基本を理解しておこう
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担当者が事業性評価融資に取り組む際に、必ずといっていいほど求められるのが、SWOT分析。まずはその基本的な成り立ちを押さえておこう。

事業性評価というのは、金融機関が企業に対する融資を検討する際に、財務データや担保・保証だけではなく、企業の事業内容などから経営が持続し成長していく可能性を適切に評価することを目指す。

そのために把握すべきことは、企業のビジネスモデルや商流、外部環境、内部環境などだ。経営者の人物像や所有する技術、生産している製品・サービスの内容、生産体制、営業体制や社員の傾向などを知る必要がある。

事業性評価を金融機関が進める際に、企業の外部環境や内部環境を分析する代表的な手法がSWOT分析だ。マーケティングの伝統的な分析手法として何十年も前から浸透しており、専門の経営コンサルタントが使うことも少なくない。

外部と内部の両面で状況を整理する