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SWOT分析などを行うため定性情報などをヒアリングする前に、担当者自身で情報収集しておくと、その後のヒアリングがスムーズだ。ここでは事前準備としてどのような情報を確認して調べておけばよいのか解説する。
事業性評価の情報を収集するとき、事前準備なしで臨んでも大した情報を得られない。有用な情報を多く得るためには、事前に情報を調べてから面談し会話に広がりを持たせることが重要だ。
例えば企業から、在庫は常に1カ月分を確保していると聞いたなら、「そうですか」の相槌で済ませてはもったいない。「日本政策金融公庫の業種別経営指標によれば、同業種の平均在庫は月商2カ月分となっていましたが、御社は1カ月分とは驚きました。何か他社と違う方法で仕入れをされているのですか」などと、会話のキャッチボールができるように準備したい。
以下では、事業性評価で必要となる情報を想定したうえで、企業にヒアリングするよりも前に調べておくと役に立つ情報や、その調べ方などを見ていく。