事業性評価で使える雑談術
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着眼点②経営幹部

近代セールス
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苦労話や主要部署の様子からキーマンの能力を確認

どの企業でも事の大小はあるが、少なくとも数回は経営危機(トラブル)を経験しているだろう。

声かけ例①「起業されてから(社長になられて)〇年になりますね。今までで一番ご苦労されたことはどのようなことですか」

このように苦労話を聞くのと同時に、話の中に登場する人物にも注目したい。起業時からのメンバーであったり、先代からの古参従業員、ピンチを救った従業員など、話に登場する人物は現在の会社を形成する重要人物と推察できるからだ。

また、「社長の想いを一番理解されている方はどなたですか」と直接質問するケースも有効だ。経営者の口から出る従業員(経営幹部)は経営キーマンと考えてよい。経営者のエピソードと照らし合わせ、どのようなスキルがあるかを確認したい。キーマンの能力は強みといえる。

新しい部署の統括者には特に注目