事業性評価で使える雑談術
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経営資源「モノ」に着目する重要性や、強みの引き出し方を紹介する。

商品やサービスにとどまらず工場や店舗・設備も見る

経営資源における「モノ」とは、商品やサービスのほか、それらを生み出す工場、店舗、機械、設備、社用施設など、企業で所有する物を指す。

企業活動には、ヒトが取り扱う様々なモノが必要となる。どのようにモノを活用できているかが企業利益につながることから、モノに着目することは非常に重要だといえる。

モノを見ていくにあたり、まず押さえたいのが、モノと密接に関わる「業種・業態など事業そのもの」だ。業種・業態を把握することで、事業内容やどのようなモノを取り扱うかが想定でき、その後の対話がスムーズになる。

また、事業に関して特に注目したいのが、事業の拡大・転換について。事業の拡大・転換時には、取り扱うモノが大きく変わる可能性がある。コロナ禍を経て、事業の転換を図っている企業も少なくない。その進捗状況や今後の展望、課題を聞くと様々な情報を引き出せるだろう。

近代セールス
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