事業性評価で使える雑談術
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着眼点⑥店舗

近代セールス
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看板・外装・内装などが差別化されているかチェックする

小売業やサービス業などでは、店舗自体が集客に響く要因となる。店舗を見るときは、事業者が意識して注力している部分が「他社との差別化につながる要因」になっているかを確認することがポイントだ。この部分がうまく作用していれば、事業の方針と市場性がマッチしていると判断でき、事業の継続や成長を期待できる。

まず、内部環境の強みと弱みを探る観点を挙げよう。

声かけ例①「外装に関して社長がこだわった部分はどこですか」

1つは外装だ。単に店舗の見た目が事業内容と合致しているかを確認するだけでなく、外から中がどの程度見えるかも重要な着眼点になる。

例えばガラス張りで店舗内がよく見える場合は、通行人の来店を促すことができる。逆に、常連客をメインターゲットにしている店舗では、店舗内が見えすぎてはコンセプトに合わないだろう。担当者が声をかける際は、事業の戦略に合った外装を意識しているかを聞くことも重要だ。

声かけ例②「内装は、コロナ対策だけでなく衛生管理なども気を付けないといけないですよね。どの対策に焦点を当てていますか」

内装では、QSC(品質・サービス・清潔さ)を押さえておきたい。特に、Cの清潔さは必ず確認する。店舗が清潔でないと、いくらサービスや品質が良くてもお客様は離れていくからだ。

飲食店なら、コロナ対策はもちろん、そのほかの衛生管理も徹底しなければならない。一度食中毒などが出ると店舗経営に大きな支障を及ぼす。経営者の考えに加えて日々の対応状況、従業員の姿勢まで観察しておこう。

その際は清掃状況や厨房、個人衛生などを1点ずつ細かく聞き出そうとすると、警戒されてしまったり上手く引き出せなかったりする。中心となる対策に焦点を当てて聞くとスムーズだ。

店舗や周辺の看板も要チェック