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お悩み5 自分の事業性評価の分析が妥当なのかわからない
金融機関の担当者が事業性評価の内容を関係者に伝える場面で、その評価が本当に妥当なのか不安に感じることは少なくない。情報を分析・検証する過程で強みだと考えた情報でも、人によっては強みではなくむしろ弱みと捉える人もいる可能性があるなど、受取り方は人それぞれであるためだ。
事業性評価を進めるなかでは担当者の主観が入ってしまうことはよくある。しかしそれを説明するときは、主観だけに基づいた内容では納得してもらえない。
説得力のある説明を実現するには、客観的な事実に基づき、できるだけ数字などの根拠を織り交ぜることだ。そうすれば、聞き手の納得感を得られやすい。その説明のためには、事業性評価の分析の時点で主観に偏らないよう意識したうえで、客観性をもった内容になるように情報を磨き上げる必要がある。