若手
(画像=mits/PIXTA)

課題を掘り下げ専門家とともに改善し ノウハウを点から面へと展開する

信用保証協会の役割といえば、金融機関から申し込まれた融資を審査し、保証することというイメージは根強い。しかし近年は、信用保証協会が出向いて事業者の経営改善に取り組む動きが活発化してきた。
数ある信用保証協会の中でも積極的だといわれるのが、北陸地区3県の信用保証協会だ。その取組みを紹介しよう。

信用保証協会は2018年の法改正により、中小企業に対する経営支援に取り組むことが業務の一環として定義された。以来、事業者を直接訪ねて経営改善のアドバイスを提供する、専門家を派遣して個別の経営課題に応えるといった動きが全国の信用保証協会で相次いだ。

折しも、コロナ禍が長引いている昨今は、債務を抱えながら本業で苦しんでいる事業者が数多く、期待がかかる動きといえよう。

特にいま、事業者支援に積極的だといわれるのが、石川県信用保証協会、富山県信用保証協会、福井県信用保証協会の北陸地区3協会(以下、北陸地区)だ。

課題解決支援を機にスキルアップも図る

まずは、北陸地区で共通する3つの取組みから見ていこう。

1つ目は「その道のプロによる課題解決型経営支援」。信用保証協会が専門家派遣制度を活用する際に多いのは、経営改善計画を策定するために中小企業診断士に依頼するケースだという。これ自体は必要な取組みだが、北陸地区は、より具体的な経営課題にも踏み込む。