近代セールス
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PART3 相続税対策や子どもへの資産承継にも活用してもらおう

最後に子どもへの相続という観点で保険をどう提案するか見ていく。

保険( 主に生命保険)は、子どもに円滑に資産を残したいというニーズ・課題に対しても有効な解決手段となる。

ただし、お客様の課題に応じて、保険の提案方法は大きく異なる。具体的には、次の3つのシナリオを意識しながら、お客様の課題を明確にしていくことが大切だ。

①相続税対策
②「争族」とならないための対策
③子どもの金銭感覚を保つための対策

細かく分けるとほかにもあるが、金融機関の担当者は相続に関する課題をこの3つに分け、お客様の希望を聞き出すようにすれば整理しやすいだろう。以下では①~③について具体的に提案方法を紹介する。

節税だけでなく子どもの運用にも配慮