会計ソフト,税金,計算
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銀行員の質問
Q とある取引先は、免税事業者からの仕入れも含めてかなりの仕入取引があります。この場合、インボイス制度下で取引先にはどんなことに注意してもらえばよいでしょうか?

A 現行制度では、買い手が商品を仕入れるときに消費税を支払った場合、それが仕入税額控除の対象となるか判断するにあたり、売り手が課税事業者か否かは要件とされていない。

しかし、インボイス制度開始後は、インボイスの保存が仕入税額控除を受ける要件となる。インボイスを発行できる事業者=課税事業者であるため、免税事業者からの仕入等は、仕入税額控除が受けられないことになる。

もう少し細かく言うと、「免税事業者」と「適格請求書発行事業者へ未登録の課税事業者」からの仕入等については、適格請求書発行事業者から同じ商品を同じ対価で購入した場合に比べて、買い手が納付すべき消費税額はもちろんのこと、最終的には利益額まで異なってくるというわけだ。

なお、3万円未満の自動販売機での購入や公共交通機関の運賃、また古物営業者や宅地建物取引業者などが一般消費者から仕入れる場合などで、売り手が適格請求書発行事業者でなければ、買い手にはインボイスの保存義務がなく、帳簿の記載のみで仕入税額控除が受けられる。

事前に仕入先等の登録状況を確認