良い例,悪い例
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決裁者に対し、取引先の事業内容や融資の必要性などを効果的に伝えるための、基本的なノウハウを紹介しよう。

Part1 決裁者を意識した融資稟議の作成を心得よう

効果的に伝わる融資稟議作成のため、まずは心構えを押さえておきたい。それは、融資稟議はただの報告書ではないということだ。

融資稟議は融資の回収可能性や、融資が取引先の成長に資することを決裁者に説明し、決裁してもらうためのプレゼンテーション資料である。すなわち単なる報告書ではなく、決裁してもらうための書類を作る──これこそ、融資稟議を書く際に最も意識すべき点だ。

特に本部稟議の場合、取引先がどのような事業者であるか、本部の審査担当者は書面でしか確認ができない。そこで、自行庫内で顧客信用調書などの顧客データがあれば最新のものを添付する。また自身がヒアリングした定性的要素もまとめて記載し、融資稟議と併せて提出しよう。

簡潔さ・客観性・納得性が大切