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今回は、生産性分析に関する指標について説明します。

生産性分析とは、人や資本など投入した資源(投入量)に対して、どれだけのもの(産出量)が生み出されたのかを示し、生産の効率を表す指標です。「生産性=産出量/投入量」という計算式で算出できます。

生産性は、高いほうが投入した資源を効率的に活用できているということになります。また生産性の分子の産出量には、「付加価値額」が用いられることが一般的です。

付加価値額とは、事業活動で生み出された新たな価値のことをいいます。算出式には様々なものがありますが、今回は簡易的に「付加価値額=営業利益+ 人件費+減価償却費」にて算出した値を用いて考えます。

生産性の分母の投入量に用いられる代表的な値は従業員数です。分母の投入量に従業員数、分子の産出量に付加価値額を用いて算出した値を「労働生産性」といいます。

労働生産性は、「従業員1人あたりの付加価値額」を表しており、値が高いほど事業活動で労働力を有効活用して付加価値を生み出していると言えます。

労働生産性については、分解することで値が高い原因や低い原因を分析することができます。例えば、「売上高」を織り込むと、図表1のように「従業員1人あたり売上高」と「付加価値率」とに分解できます。

労働生産性の概要については、理解できたでしょうか。このようにして生産性の指標を活用することで、企業が事業活動によってどれくらい効率的に価値を生み出しているのかを、把握することができます。

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