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Part 2
【お客様別】こんなアプローチでNISA活用を提案しよう
- 1 NISA口座を持たないお客様
- 有利な制度を紹介するという意識で仕組み・メリットを案内
お客様に資産運用の案内を行うとき、NISA口座について聞くと「まだ開設していない」と言われることがある。金融機関に勤める担当者としては驚いてしまうかもしれないが、NISAは制度が複数存在しわかりにくいという要因から、いまだに開設をしていないお客様も少なくないのが実情だ。
このようなお客様には、最初に「NISAをご存知ですか」と聞いてみよう。「知らない」と言う場合は、株式や投資信託から得られる配当金や売却益が非課税になることを伝える。そのうえで一般口座で投資を始めるよりもはるかに有利な制度であることを説明すれば、お客様に喜んでもらえるだろう。それが資産運用を始めるきっかけになることも多い。