ミニ株
(写真=PIXTA)

「株式投資」と聞くと、ある程度まとまったお金が必要なイメージがないでしょうか。実は1万円前後と少額から始められる投資方法が存在します。それが1株単位からの取引も行うことができるミニ株取引です。ミニ株は、普通の株式投資と違って取り扱っている証券会社が決まっているなど、ミニ株ならではの特徴があります。ここで、ミニ株の特徴や、はじめ方を勉強して少額投資を始めてみましょう!

目次

  1. ミニ株とは?
  2. ミニ株の特徴
    1. 【ミニ株の売買】
  3. ミニ株投資のメリット・デメリット
    1. 【ミニ株のメリット】
    2. 【ミニ株のデメリット】
  4. NISAでミニ株を買うメリット
  5. S株・ワン株・プチ株
  6. ミニ株のはじめ方
  7. 証券会社をミニ株の売買手数料で比較
  8. 実際に株式投資を始めてみる

ミニ株とは?

TVで流れている株価のニュースをみていると、一株あたりの金額が数百円の株式があることに気がつくと思います。こんな有名な会社の株式が、そんなに安いならば、「自分でも購入してみたい」と思う人もいるのではないでしょうか。

しかし、残念ながら実際の株式投資では、一度に売買することができる数が決まっている場合があります。

インターネットで証券会社の公式サイトを確認するとわかりますが、たとえば「売買単位100」と記載がある株式は、一度に最低でも100株の株式を売買する必要があります。この例では、一株の金額が2000円とすると「2000円×100株=20万円」となり、投資を行うには最低でも20万円を用意する必要があります。

このような取引できる一単位の株式に対する制度を「単元株制度(たんげんかぶせいど)」と呼びます。しかし、これではたくさんの人が投資をはじめるチャンスを失うことになります。できれば、もっと低額で、お好みの企業の株式へ投資するサービスが必要とされていました。

そこで、いくつかのネット証券が、購入に必要な最低株式数である一単元株式数(ほとんどの企業では、100株です。)を下回る数の株式を取引できるサービスを提供しています。これが「ミニ株」などの名称でよばれている単元未満株取引サービスです。

この場合の取引できる最低数は、証券会社によって異なりますが、最低一株から取引できるサービスを提供している場合もあります。

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期間中に「NISA」または「つみたてNISA」の仮開設(NISA取引可能)を完了された方に抽選で2000名に2000円が当たるキャンペーンを2019年5月31日(金)まで実施している。

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ミニ株の特徴

ミニ株は、証券会社が独自に提供しているサービスであるため、すべての証券会社で対応しているわけではありません。株式の配当については、その株式の数に応じて、配当金が公平に分配されます。また、株式の分割がおこなわれたときも同様です。保有している株式の数に応じて、分割により新しく発行される株式を取得することができます。

有名企業の株式で高額で取引されていたとしても、単元制度を利用していない企業の株式は、ミニ株の制度を利用することができません。また、保振(ほふり)制度に非同意の上場企業の株式は、ミニ株で売買することができません。この保振制度とは、売買した株式の株券自体の受け渡しをすることなく、株式に関する権利の移転を認める制度です。

【ミニ株の売買】

その他、ミニ株の売買における特徴としては、売買の申し込みをおこなった日の翌日の「寄り付き」の価格で、買付と売却が行われる、という点をあげられます。「寄り付き」とは、その日の取引の最初に成立した売買のことをいいます。つまり、こちらの希望する金額になると自動的に売買が成立する「指値」による取引はできません。

売買の申し込みを受け付ける時間は、証券会社ごとに異なります。この点は証券会社の公式サイトで受付時間を明示しています。ミニ株を何度か買付けることで、手持ちの株式が、単元株数として定めた一定の数(通常は、100株)に達したときには、通常の単元株として扱います。

この段階になると、はじめて株式の名義人が、その株式の買付をおこなうために売買資金を投入した投資家のものに変わります。ミニ株の段階では、もともと売買することができない数の株式ですから、名義人は、証券会社の名義となります。

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ミニ株投資のメリット・デメリット

【ミニ株のメリット】

ミニ株のメリットとしては、少ない手元資金でも、単元株では高額で買い付けられない優良企業の株式の売買をおこなえます。とりあえず売買資金の一部だけを投資して、または、複数の企業へ投資を分散して、株価の変動によるリスクをおさえることを希望する人には、非常に適したサービスといえます。

【ミニ株のデメリット】

ミニ株のデメリットとしては、売買のタイミングを自分で細かく決定することができない点を、あげることができます。証券会社により多少の違いはありますが、通常は、売買を申し込んだ翌日の最初に成立した売買の価格により取引をおこないます。そのため売買にとって最適なタイミングを逃す可能性があります。

その他の懸念点には、取引手数料が割高になる可能性があります。この点については、証券会社によって手数料の基準が異なりますので、取引をおこなう前に公式サイトで確認する必要があります。

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NISAでミニ株を買うメリット

NISAでミニ株を買うメリットとしては、非課税枠の残りギリギリまで投資することが可能です。非課税枠が数千円〜数万円余っている場合、ミニ株を利用すれば120万円の枠をうまく活用できます。

また「購入したい銘柄を非課税枠の120万円分購入」できます。たとえば「ファナック <6954> 株価:20,775円(4/26現在)」は1単元(100株)で約207万円となり、NISAの非課税枠(120万円)を超えてしまいます。

しかし、ミニ株を利用して「57株」購入すれば「20,775円☓57株=1,184,175円」となり、非課税枠に収めることができます。

このようにNISAでミニ株を活用すれば、銘柄選択の幅が広がります。

NISAで単元未満株を購入するには、SBI証券、マネックス証券、カブドットコム証券が利用できます。 中でも、カブドットコム証券では単元未満株を500円以上1円単位の少額から積立投資することができる「プレミアム積立」のサービスを利用できます。

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S株・ワン株・プチ株

「ミニ株」の名称で呼ばれることの多い単元未満株取引サービスですが、実は各証券会社によって呼び名が異なります。 SBI証券では「S株」、マネックス証券では「ワン株」、カブドットコム証券では「プチ株」と呼ばれています。各証券会社、全てで1株から取引ができますが、実は名称だけではなく、手数料や取引時間、サービス内容も少し異なっています。各証券会社の違いを把握してから、証券会社を選びましょう。

ミニ株のはじめ方

ミニ株の取引をおこなうためには、とりあえず、証券会社へ取引口座を開設する必要があります。現在では、インターネットを利用した株式の取引が一般的に利用されています。また、インターネットでの取引を専業としている証券会社も存在しています(ネット証券と呼ばれています。)。

ネット証券は、店舗を展開していないので、運営のコストをおさえることができ、通常は、各種の手数料が低額に設定されているようです。ネット証券の場合は、株式の相場情報も、インターネット上で簡単に確認することができますので、自宅や、職場などで、仕事や、家事の合間にでも投資をおこなうことが可能です。

実際に、ミニ株を売買できるネット証券としては「SBI証券」「カブドットコム証券」「マネックス証券」などがあります。証券会社ごとに、独自の内容で、ミニ株のサービスを提供しています。現在、人気のあるミニ株の銘柄としては、トヨタ自動車、ソフトバンク、東レ、 USEN、などの企業の株式があります。S株、ワン株、プチ株の場合は、全ての銘柄を1株からかうことができるので、トヨタ自動車 の株であれば8000円程度、ソフトバンク の株であれば7000円程度、東レ の株であれば1000円程度で買うことができます。

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証券会社をミニ株の売買手数料で比較

ミニ株取引のポイントは、売買手数料を低く抑えることです。ミニ株は取引の回数が多くなってしまうので、多少割高な料金設定となっています。そのため、できるだけ小額の取引を繰り返しても、コストがかからない証券会社を選択する必要があります。

SBI証券とマネックス証券の手数料は約定金額の0.5%で、カブドットコム証券は最低手数料48円、約定代金の0.5%かかるという手数料体系となっています。

約定金額 5000円 1万円 2万円 3万円 10万円
SBI証券 48円 50円 100円 150円 500円
マネックス証券 48円 50円 100円 150円 500円
カブドットコム証券 48円 50円 100円 150円 500円

また、証券会社によって、注文を受け付ける時間が異なりますので、そのあたりの証券会社ごとの制限を確認する必要があります。さらに銘柄を選択する基準ですが、「基本的に、売買の注文をおこなった時点の株価ではなく、翌日の最初の売買価格で取引をおこなう」というこの制度の特徴を考えると、株価の変動の幅が極端に大きくなっている銘柄を選ぶことは、避けたほうがよいでしょう。

TVで流れる株式市場の情報を見るだけだった人も、少ない資金を利用して、有名企業の株式へ投資することができるミニ株サービスの利用を検討してはいかかでしょうか?(ZUU online編集部)

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