近代セールス
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ビジネスマッチング提案前の情報収集や自行庫内での情報共有におけるポイント、面談の進め方などについて解説する。

PART1 ビジネスマッチングで売上に貢献するアプローチ方法

ビジネスマッチングの提案を効果的に進めるためには、①提案前のインプットや②提案先に合わせたアプローチが大切だ。

①提案前のインプット

提案前のインプットから述べていこう。

まず、昨今のSDGs、インフレ、円安など、話題になっている社会・経済のトレンドを知っておくと、企業のニーズの傾向をつかみやすくなる。新聞や雑誌、テレビ、ネットなどから常に視野を広く持って情報を集めておこう。

さらに、企業との情報交換はもちろん、社内外の商談会、展示会、交流イベントなどに参加したり、行政とコミュニケーションを取ったりすることによって、その会社を企業に紹介できる、または行政から紹介してもらうこともでき、紹介の幅自体を広げることができる。

担当者によっては、地方自治体の産業振興課など、中小企業支援や地域活性化を担う部署、団体と連携することで、企業の課題やトレンドをつかんでいるケースもある。スタートアップ企業と交流してビジネスモデルを知るのも有用だろう。

財務諸表などから強みや商流を知る