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休める職場環境づくりが組織の利益にもつながる
金融業界でも、働き方改革への取組みは急務だといえる。休みやすく働きやすい職場環境を真剣に考える必要がある。職場環境は、職員はもちろん企業の利益に影響するからだ。
金融機関の職場環境は総じて計数目標(営業ノルマ)があり、休暇が取りにくい現場が多いのではないだろうか。近年はこれを見直しプロセス評価にウェイトを置くなど、時代の変化を踏まえた対応をしている金融機関も多い。ただ、休暇の取得に関しては、業務への支障や人手不足に不安を感じる管理職も多く、休みづらい現場もあるのが実態だ。
職員のモチベーションを維持するためにも働きやすい職場環境の整備は必要であり、休暇の取りやすい仕組みづくりは管理職の責務と考える。
筆者が感じる具体的な課題と対策を3点述べよう。