住宅ローン
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最新の住宅ローン関連情勢・基礎的な知識を紹介しながら、住宅ローン担当者が的確な相談対応&アドバイスを実現するためのポイントを解説します。

今回の課題
お客様から繰上げ返済についての質問を受けた。
上手に説明するためのポイントは?

繰上げ返済は利息削減効果が大きく、場合によっては利回り50%を上回る投資効率を上げることも可能です。一方で、目先のライフイベントを考えたときには、繰上げ返済をするよりも手元資金を残したほうがよい場合もあり、一概に繰上げ返済するのが正解とは言い切れません。

まずは繰上げ返済の仕組みをきちんとおさえ、お客様一人ひとりに合った提案方法を学んでいきましょう。

住宅ローンの繰上げ返済には①期間短縮型と②返済額軽減型の2種類があります。

①期間短縮型

月々やボーナス時の返済額を変えずに、返済期間を短縮する方法

②返済額軽減型

返済期間を変えず月々やボーナス時の返済額を減額する方法

このうち、利息削減効果が高いのは①期間短縮型です。それぞれの利息削減効果を確認してみましょう。

同じタイミングで約100万円の繰上げ返済を実施する場合、①期間短縮型のほうが、約30万円も多く支払い利息を減らすことができお得です。

さらに、①期間短縮型は返済期間を10ヵ月削減できる効果もあります。最終返済時の年齢が65歳を過ぎているお客様の場合は、こまめに期間短縮型の繰上げ返済をして定年退職時までに完済の目途を立てるといったアドバイスも有効です。

返済予定表を用いて利息軽減効果を確認する