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貸借対照表と損益計算書の関係について、連動性の法則に基づきながら解説していく。
企業の決算書を見るときは、勘定科目の増減だけではなく、貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)の連動性をイメージし、財務全体を俯瞰する習慣が重要だ。

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図表は、簿記の仕訳の観点から見た資産・負債・収益・費用の増減の法則である。企業の営業活動から生じる勘定科目の変動は、「P/L勘定科目の増減とB/S勘定科目の増減の連動性(法則1・2)」と「B/S勘定科目同士の連動性(法則3)」の2つに大別できることが分かるだろう。
本稿ではこの連動性の法則に基づいて、代表的な勘定科目の連動性と、法則から外れた場合に予測できる要因について見ていく。