日本株・ドル円はどう動く!? 2023年マーケット総予測 証券会社
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ウクライナ・インフレの問題続き 日本株の上昇期待は薄い

新年を迎えるにあたって前向きな明るい見通しを示したいところだが、22年の相場材料の多くは消化不良のまま持ち越されそうだ。今後のシナリオを読むうえでカギとなるのは、ロシア・ウクライナ問題の行方と景気やインフレなどマクロ経済で、これらの情勢が金融や商品などの市場を揺さぶる。

市場の不安が解消されるには、ロシアの軍事侵攻が解決に向けて動き出すかが最も重要なテーマだが、その糸口は見えてこない。欧州を中心に供給網からロシアを排除する動きが続いているうえ、停戦仲介役もいまだに不在で先行きは引き続き楽観しがたい。

マクロ経済の動向では、23年は景気減速が強く見込まれている状況だ。欧米では物価上昇の影響が経済成長の重しとなり、中国では個人消費や不動産業の不振が長引いてかつてのような強い成長を期待しがたい。

一方、日本はコロナ禍からの社会解放のタイミングが遅れた分、これからの伸びしろという点では、逆風が強まっている諸外国に比べると楽観的に見通せる。ただ、資源の調達や販売市場を少なからず海外に依存しているため、海外市場減速の負の影響が十分に織り込まれていない点は留意したい。

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大幅な変動を伴って円高に進むと予想