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住宅ローン全般に関する質問⑨ 繰上げ返済はどのタイミングで行うとお得になるの?

繰上げ返済は、早ければ早いほど利息軽減効果が高くなるため、家計に余裕がある場合は少しでも早く実行したほうがメリットを受けられます。

現行の住宅ローン控除は、年末の住宅ローン残高の0.7%が所得税と住民税から13年間戻ってくる制度です。年末の住宅ローン残高が多いほど税金が多く戻ってきますから、住宅ローン控除期間中は繰上げ返済しないほうが得と考えがちです。

しかし住宅ローン控除と繰上げ返済の関係は、金利が0.7%以上であるかがポイントになります。住宅ローン金利が0.7%以上なら、住宅ローン控除による減税額を上回る利息を支払うことになりますから、計算上は控除期間中であっても繰上げ返済をしたほうが得になります。

このように住宅ローンの繰上げ返済は、住宅ローン金利が控除金利より高ければ、貯金を貯めてから一括返済するよりも、繰上げ返済手数料が無料の場合は、貯まった都度繰上げ返済したほうが得になります。

またすでに1%・10年の控除を受けている人は、その金利のポイントは1%になりますから、現在借りている住宅ローンの金利が1%未満なら、支払利息よりも住宅ローン控除の減税で得られるメリットのほうが大きくなります。ですから、控除期間が終わってから繰上げ返済を行ったほうがいいでしょう。

大きな出費があるなら安易な繰上げ返済は危険