年金,営業,提案,アドバイス
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複雑化する公的年金をできるだけわかりやすく「伝える」ための必須知識を、そのための工夫・実際に使えるトーク例などと合わせて解説します。

担当者の悩み
年金を早く受け取りたいため繰上げ受給を考えるお客様にどうアドバイスするか?

できる限り早く年金受給を開始したい人のために、繰上げ受給制度があります。

繰下げ受給をすると受給額が増えますが、繰上げ受給をすると減額されます。お客様が減額などのデメリットも理解したうえで繰上げ受給を決断しているかは、把握しておきたいポイントです。

従来の制度では、繰上げ受給すると、65歳から受け取る年金額と比べて1カ月繰り上げるごとに0.5%の減額でした。最も早く繰上げ受給できるのは60歳からですから、減額率は0.5%×60ヵ月=30%でした。これが改正で、2022年4月からは減額率は1ヵ月につき0.4%に変更。最大減額幅は従来の30%から24%になりました。

改正は、繰上げ受給を考えている人にとってはグッドニュースですが、皆さんの立場からは、お客様に以下のような情報を伝えたうえで、慎重に決断するよう促すことが重要です。

途中で増額できると誤解していないかを確認

①受給額は減額されたまま