近代セールス
(画像=cassis/stock.adobe.com)

ヒアリング・運転資金算出・借換え・条件変更をマスターする

コロナ禍以来の経済対策として注ぎ込まれた実質無利子・無担保の制度融資「ゼロゼロ融資」が、多くの事業者で据置期間が終了し、いよいよ返済開始を迎えようとしている。地域金融機関による支援への期待感は日増しに高まっている状況だ。

そこで今号では、返済開始に向けての支援方法を特集。取引先へのヒアリングから、運転資金の算出法、借換えや条件変更、そして中小企業活性化協議会など外部支援機関との連携の進め方に至るまで、徹底的に解説する。

「ゼロゼロ融資の返済に金融機関はどう取り組むべきか」

ゼロゼロ融資が積み上がったいま、返済開始に向けて金融機関はどのようなことに取り組むべきか、識者の対談を通じてお届けする。

銀行・金融業界のアナリストとして活動し続けてきたピクテ・ジャパンのシニアフェロー・大槻奈那氏には日本や業界全体のマクロ的な観点から、リスクを取って中小企業に融資する姿勢で知られる広島市信用組合理事長の山本明弘氏には、現場のミクロ的な観点から、それぞれ語っていただいた(敬称略)。

山本明弘(やまもと・あきひろ)
山本明弘(やまもと・あきひろ)
広島市信用組合 理事長山口県出身。専修大学卒業。1968年広島市信用組合入組。管理部長などを経て2001年専務理事、04年副理事長を経て、05年6月から現職。13年より、全国の信用組合の系統中央金融機関である全国信用協同組合連合会の会長も務める。
大槻奈那(おおつき・なな)
大槻奈那(おおつき・なな)
ピクテ・ジャパン シニアフェロー国内外の金融機関、格付機関で金融に関する調査研究に従事。内閣府の規制改革推進会議議長、中小企業庁金融小委員会委員等を勤め、政策検討に携わる。名古屋商科大学大学院マネジメント研究科教授。一橋大学博士(経営学)。

過去の危機になかった大きな企業間格差