近代セールス
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個人の分野は、投資を促す規制改革があるものの、プロダクトアウトに対する監視は厳しい。ビジネスモデルの変革に踏み込むべきだ。


個人分野で預かり資産や住宅ローンなどを担当する金融機関行職員は、お客様の生活に関わる社会環境の変化を理解する必要がある。

昨今は、変動・あいまい・不確実・複雑の4要素が絡む「VUCA」の時代と呼ばれる。不安定で未来を予想するのが難しいだけに、個人のお客様が将来にわたり資産を安定的に持つことのニーズが高まっている。

特に2022年は予測困難な事象が相次いだ。コロナパンデミックやロシアのウクライナ侵攻を引き金とする消費者物価の急騰、インフレに対応する米国の連邦準備制度理事会(FRB)による加速度的な利上げ、ドル円の金利差拡大に伴う円安の急進…。12月には日本銀行が長期金利の目標を0・25%から0・5%に引き上げ、発表後のドル円相場は一気に円高に進んだ。

23年も、社会や金融市場は引き続き不安定で予測不可能な事象が起こり得るだろう。特に日本は超長寿社会だ。生活者は不確実な未来に長く付き合わなければならない。個人営業ではこうした社会の変化を意識する必要がある。

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