近代セールス
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取引先に補助金を提案する際のポイントや、代表的な補助金の概要などを見ていく。

1 補助金の基本的な仕組みを理解して申請支援に臨もう

補助金はそれぞれ、補助対象となる経費が異なる。そのため取引先に補助金を提案する際には、取引先ごとの経営課題やニーズを把握し、適した補助金を紹介することが大切となる。そのためには日頃の取引を通して取引先が抱えている経営課題を把握し、取引先と情報共有しておきたい。

さらに、補助金の紹介を通して取引先のニーズや課題を把握することも有効だ。

例えば、新たな設備投資を実施したくても、資金負担の大きさなどを理由に断念する経営者は多い。そうした経営者に、設備投資などに使える補助金を紹介できれば、「実は以前から〇〇を導入したいと考えていたが、金額が大きいので躊躇していた。補助金があるならチャレンジしたい」など、事業展開に関わる答えが返ってくるだろう。

まずは申請支援にこだわらず、補助金を紹介しながら取引先の課題を探る姿勢のほうが、取引先の本当のニーズに近づける。取引深耕のきっかけもつかみやすい。

こうした姿勢は、新規開拓先との関係構築にも有効だ。経営課題を探り、いち早く取引先のメリットとなる補助金の情報を提供できれば、他行庫との差別化を実現できる。補助金は通年で公募されているケースは少なく、多くは短期間で公募期間が終了してしまう。他行庫よりも早く補助金の概要を情報提供できれば、喜ばれるだろう。

採択率や入金時期も情報共有しよう