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事業者の思いや強みを仲介してビジネスマッチングを支援し金利に勝る信頼をつかむ
提携業者と連携してスモールM&Aも提案
千葉県富津(ふっつ)市は房総半島の中西部に位置し、漁業や水産加工業者が多い。市内に日本製鉄の技術開発拠点や富津火力発電所があることから、それらに関わる建設業や製造業も盛んだ。また富津市は大学駅伝をはじめとするスポーツの合宿地として有名で、宿泊業などのサービス業も少なくない。
そんな富津市で本業支援に力を入れているのが、千葉信用金庫富津支店だ。
中小企業は、単独では経営資源やノウハウが限られるものの、連携・協力することで課題を改善できる可能性が開ける。そこで中山雅樹支店長が目指す地域金融機関としてのあり方が、ビジネスマッチングをはじめとする支援を通じて取引先同士を取り持つことで高め合っていく「仲介地域金融機関」であることだ。
そのような方針で地域から必要とされる金融機関を目指している、中山支店長の取組みを見ていこう。

中山 雅樹(なかやま・まさき)支店長
千葉信用金庫 富津支店
1974年生まれ。98年入庫。富津支店、天羽支店、副本店長などを経て、2022年4月より現職。座右の銘は「まずは動く!」
1974年生まれ。98年入庫。富津支店、天羽支店、副本店長などを経て、2022年4月より現職。座右の銘は「まずは動く!」