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期初に行動内容を確認し定期的なモニタリングで実効性を検証する
事業性評価を新たな柱とする企業分析を実現するために、今後重要な資料となるのが「アクションプラン表」だろう。アクションプラン表とは目標を達成するために、誰がどのようなスケジュールで何を行うのかを示す行動計画である。
中小企業の場合、自社の課題・改善ポイントを把握できていない、改善のために何から取り組んでいけばよいのかわからないというケースが少なくない。そこで金融機関としては、融資先の発展・成長を支援するにあたり、企業の改善ポイントを指摘し、適切なアクションプラン表を作成してもらうとともに、それに基づき進捗をモニタリングしていくことが肝要になる。
今回は、金融機関の担当者や専門家のアドバイスを踏まえて作成された実際のアクションプラン表を挙げながら、アクションプラン表活用のポイントなどを見ていく。