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1 国民健康保険税の後期高齢者限度額の引上げ
①制度の概要
国民健康保険は、被保険者の疾病、負傷、出産または死亡に関して必要な保険給付を行うことを目的とする制度である。この国民健康保険を運営する市町村(または特別区)が、その要する費用に充てることを目的として世帯主に課税する税金(目的税)が国民健康保険税だ。
この国民健康保険税は、実質的には国民健康保険の財源を賄うための社会保険料である。
したがって、その課税方法も、世帯主に課税するなど他の地方税とは異なっている。