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③中小企業診断士
鬼門の2次試験を念頭に過去問などで学習
中小企業診断士(以下、診断士)は経営コンサルタントとしての唯一の国家資格だ。中小企業の経営課題を分析してソリューションを提供する診断士業務は金融機関による本業支援と同一であり、資格取得で得た知識は営業現場はもちろん、本部での審査業務や営業企画等の多くの場面で有用である。
試験ではまずマークシート方式の1次試験が行われ、①経済学・経済政策②財務・会計③企業経営理論④運営管理⑤経営法務⑥経営情報システム⑦中小企業経営・中小企業施策と、非常に多岐に渡る知識が問われる。
1次試験に合格したら2次試験として、組織・人事、マーケティング・流通、生産・技術、財務・会計の4分野をテーマにリアルな事例が与えられ、現状を分析しソリューションを提案するという実践型の試験を受ける。
1次、2次試験ともに合格基準は総点数の60%以上で、1つでも40%未満の科目があると不合格となる。