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⑤銀行業務検定試験

解答の根拠まで理解する「考える学習」が重要

銀行業務検定試験とは、銀行業務検定協会が銀行・保険・証券等金融機関の行職員を対象に行う検定試験である。金融機関の行職員が業務の遂行に必要な実務知識や技能・応用力をどれくらい習得しているか測定することを目的とし、1968年にスタートした。

現在の試験は23系統36種類に分かれ、中には法務、財務、税務以外にも外為、証券、営業店管理等の様々な検定内容があることから(図表)、昇進の要件になっている金融機関も多い。特に財務、法務、税務については渉外活動において取引先から尋ねられる可能性が高い知識を体系的に習得できるため、優先して受験を検討したい。

また、自身が将来行いたい業務をアピールする試験としても有用だ。例えば現在は個人担当の行職員が、将来的に法人を担当したいために法人融資渉外検定を受ける。

そうして人事担当者に自身の希望を伝える際に検定を受けている旨を伝えると、希望の業務につくため努力をしていることをアピールができるのだ。

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4級から段階的に学び生きた知識を習得