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最終回となる今回は、これまでご紹介した決算書の見方を活用した財務分析について説明します。財務分析では、貸借対照表や損益計算書の数字を用いて様々な指標の値を計算して、数字の面から企業の状況を把握します。指標の値を計算することで、決算書を見てるだけでは把握しきれなかった企業の特徴を理解することができます。また、計算した指標を過去の値と比較(期間比較)したり、業界平均や競合他社の値と比較したりすることで、企業の特徴に対する理解が深まります。
ここからは、収益性分析の指標として「売上高営業利益率」、効率性分析の指標として「総資本回転率」、安全性分析の指標として「自己資本比率」を用いて財務分析を行います。