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営業店担当者向けに、マネロン等対策における顧客管理・リスクを踏まえた対応の重要性や情報収集の仕方、業務ごとの留意点などを解説します。
マネロン等リスクは、主として取引主体に問題がある場合と、資金に問題がある場合に大別されます。以下、融資の実行時と融資金の返済時に分けて、想定されるリスクを検証します。
融資取引では、貸主は金融機関であり、融資金の出所が金融機関であることが明白ですから、融資の実行時は、金融機関職員が不正行為に関与している場合を除き、基本的に借主側(実質的支配者や経営者等の関係者を含む。以下同様)のリスクを考慮すればよいと考えます。
具体的には、以下のような事象が生じる可能性がないかを検証することが必要です。