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社内コミュニケーション活性化によるメンバー間の連携強化で生産性を向上

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埼玉りそな銀行越生毛呂山支店
二羽 正一郎(ふたば・しょういちろう)支店長
二羽 正一郎(ふたば・しょういちろう)支店長
1994年入行。川口支店、春日部支店、行田支店等を経て20年4月より現職。「想いは手法の上流にあるが、手法なき想いは無力である」が信条。
埼玉りそな銀行越生毛呂山(おごせもろやま)支店は、埼玉県南西部、入間郡に店舗を構える。1976年に旧埼玉銀行毛呂山支店として開店し、2000年に越生支店と統合。周辺の毛呂山町、越生町、鳩山町の指定金融機関として収納や支払いの事務を一部担う。窓口の来店客数は多く、地域のインフラたる店舗だ。
近隣には、地元大学や付属病院とそこに関わる納品業者などの事業者が集まる一方、昔ながらの地主や不動産事業者なども見られる。個人・法人ともに取引が盛んで、フルバンキング店舗として現在29名で営業している。
支店の業務のうち、営業推進を「攻め」と表現するなら日々の事務管理は「守り」と言える。仮に新規開拓で前向きに交渉が進んでも、必要な事務作業を進めなければ契約は進まず、内容によっては別の係の協力も必要だ。
そこで二羽正一郎支店長は「支店運営は『守り』と『攻め』の連携、自発的な貢献意欲の醸成が大切と考えています。そのために支店長の役割は、お客さまはもちろん、メンバーのこまりごとに向き合い、改善に努めることが欠かせません」と話す。
二羽支店長が着任したのは20年4月。着任してすぐ、窓口の営業課、融資管理の融資課、外回りの渉外課の部署ごとのコミュニケーションをより一層改善しようと考えた。メンバー全員にアンケートをとって意見を集約し、「地域のお客さまのこまりごとに寄り添い、共に歩む、身近で頼りがいのあるパートナーへ」といった目指す姿を再作成して全員で共有した。
行員同士でお互いにリスペクトの意識を持って接する意識の醸成にも取り組んだ。部署間で仕事を依頼するような場合は、はっきりと感謝の気持ちを伝える。二羽支店長はもちろんのこと、各課のマネージャーを中心に、褒め合うことを習慣化していった。