近代セールス
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金融機関の担当者は、社内外の様々な場面に合わせた挨拶が求められる。支店着任はもちろん、冠婚葬祭でのひと言などは社会人の常識として知っておきたい。そのような基本的な挨拶について、今回からかいつまんで紹介していこう。都市銀行に勤めていた筆者の経験も交えるので、参考になれば幸いだ。

アピールはほどほどに簡潔に自己紹介しよう

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今回は、異動したときの着任挨拶だ。金融機関の担当者は、異動の通知を受けてから短期間で引継ぎをしなくてはならない。筆者は、一般職員のときは後任への引継ぎや異動先での前任者からの引継ぎは計1週間ほど、役職者になっても計2週間というスケジュールだった。それでも、職場の関係者や取引先への着任挨拶は疎かにできない。

新しい職場では、朝礼などで着任の挨拶をすることが多いだろう。氏名や今回の所属を伝えたうえで、意気込みは「1日でも早く慣れるように頑張りますのでよろしくお願いいたします」などと謙虚に話すのが望ましい。大勢を前にした挨拶では、自己を強く押し出すことなく、前の職場の仕事や経歴の説明は簡略にするのが無難だ。

個別の挨拶などで話す余地があるようなら、職場のスタッフから興味を持って受け入れてもらえるように、趣味や特技、前の職場でのエピソードなどを話してもよいだろう。簡潔に話せるように内容をまとめておくとよい。

訪問やメールなど手段を使い分けよう