
(画像=ra2studio/Shutterstock.com)
【今回のケース】
新社会人が口座開設に来店したもののすでに預金口座が存在していた…
従来の属性では想定されないようなケースを挙げ、マネロン対策や継続的顧客管理について学びます。
4月は、社会人になった方や、一人暮らしを始めた方などが預金口座の開設に来店されることが多いと思います。その際、すでに預金口座を保有している、あるいは過去に預金取引を行っていたなどの要因から、既往の顧客番号(名寄せ番号)と一致するケースがしばしば見受けられます。
来店者(本人)以外が正当な目的で開設したことが明らかな場合(例えば、親や同居の親族が幼少期に預金口座を開設した場合や、本人に内緒で貯めている場合)が多いとは思いますが、中には親族が不正目的で口座を開設し、預金口座を第三者に譲渡(売却)した等など悪質なケースも散見されます。
そこで、今回はマネロン等対策の観点からこのようなケースにどのように対応すればよいか、具体的な手順に沿って説明していきます。