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会話ネタに困るという場合に備え、必要なインプットとトークの例を紹介しよう。
PART 1 雑談の基本パターンとインプット方法
お客様との会話で大切なのは、会話は言葉のキャッチボールであるということ。まずは自分が投げる会話のボール──「情報」のインプットが必要だ。お客様の興味や関心がある情報は答えてもらいやすい。それは①お客様自身や地域の情報のほか、昨今は②コロナ禍に関わる経済社会の情報に分けられる。インプット方法を述べよう。
①お客様や地域の情報は、本人の職業や年齢、家族構成など、現在の属性情報を面談で聞くのが基本だ。さらに、生まれ育った時代背景にも目を向けるとよい。例えばバブルを経験した世代なら、預金金利や給与水準の違いを話題にできるかもしれない。
②経済や社会の情報は、新聞や書籍、テレビから入手するのが望ましいだろう。各社で検証した情報を公表しており、質の面で比較的信頼できるからだ。ネットの情報は、速報性はあるが玉石混交なので、お客様との会話では慎重に利用しよう。