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長引きがちな雑談にも、対処法はある。いくつかの方法を紹介しよう。
雑談が長引いて予定通りに進まないというのも、よく聞く悩みだ。会話が盛り上がってお客様の話が止まらないという状況自体は、決して悪いことではない。お客様と親しくなるには、お客様が時間を意識しないくらいに気持ちよく話してもらうのは、良いことだ。
ただ、担当者の時間は限られているから、想定以上に長引くことが続くようだと、面談の方法を見直して効率化する必要がある。
担当者自身の営業方法を見直す前提として、お客様側の事情を理解しておこう。
コロナ禍では、マスクを着用し、所要時間は30分以内に収めるなど、対面の営業が大きく制限された。退職後のお客様とアポをとるときでも、「小さな子どもがいるから」と短い時間を希望された担当者も多いと思う。オンライン面談や電話で要件を伝える機会も増えた。
この結果、対面で訪問する際は、アポをとり、要件を伝えたうえで訪問するパターンが多くなった。コロナ前に多かったアポなしの訪問は確実に減っている状況だ。最近はマスクや経済活動の自粛やマスクの着用方針も緩和されてコロナ前に戻りつつある。それでも、面談する際は目的や所要時間をお客様が意識する傾向が以前よりみられる。
つまり、担当者だけでなくお客様の側も効率化を求めているというわけだ。一方のお客様との面談が長引いて、他のお客様との面談に差し障るわけにはいかない。