
(画像=David/stock.adobe.com)
広島県呉市は、明治時代に拠点を築いた海軍などにまつわる軍需産業とともに発展してきた地域だ。瀬戸内海を臨む湾岸には製造業などの拠点が連なっていた。ただ、近年は製鉄業や造船業といった重厚長大産業が縮小しつつあり、日本製鉄が製鉄所を閉鎖することを2020年に発表、呉市全体の雇用縮小が懸念されている。呉信用金庫の向井淳滋理事長に、雇用に対する問題意識や取組みを聞いた(以下、敬称略)。

向井淳滋(むかい じゅんじ)
1956年生まれ。81年呉信用金庫入庫。経営管理本部本部長などを経て2009年6月理事。常務理事、専務理事を経て2019年6月より現職。
▼横顔
オフの日は田舎で農作業を楽しむという向井理事長。夫婦で別々に畝を作り生育を競い合う。たまねぎ、にんにく、じゃがいもなどをよく植え、今年6月には400本のたまねぎが収穫できる見込み。
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オフの日は田舎で農作業を楽しむという向井理事長。夫婦で別々に畝を作り生育を競い合う。たまねぎ、にんにく、じゃがいもなどをよく植え、今年6月には400本のたまねぎが収穫できる見込み。