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金融機関の営業はコンサルティングが本業となっていく
企業の課題解決に向けた提案には、数字から読み解く情報だけでなく、経営者と対話し、企業の性質を理解し、将来像を共有していくことが大切だと考える。
金融機関の営業は、融資や金融商品の提供業務よりも顧客の課題解決が期待されている。従って営業担当者は皆、コンサルティング能力を身につけることが求められている。
金融機関でコンサルティング能力を高めるために、①営業担当者の専門性を磨くこと、②組織的に情報が共有できる体制を作ること、③経営者と話ができる営業担当者を教育することの3つの要素が必要となる。専門性に関しては、「私にはこれができる」というものを持つことが大切だ。公的な資格が取れるのが一番いいが、資格は持たなくても、何かこの分野に詳しいというものを一つは持ちたい。